柔道観戦においてよく聞く用語まとめ

柔道観戦をする際、試合の進行や技の呼び方などで多くの専門用語が飛び交います。これらの用語を理解することで、柔道の試合をより深く楽しむことができます。この記事では、柔道観戦でよく耳にするけれど、少しわかりにくい用語をわかりやすく解説します。

1. 一本(いっぽん)

試合を決定する最も重要なポイント。技が完全に決まり、相手が背中から倒された場合に審判が「一本」と宣告します。一本が取れるとその時点で試合終了です。

2. 技あり(わざあり)

一本には至らないが、技が部分的に決まった場合に与えられるポイント。技ありが二回取られると一本と同等の扱いになり、試合が終了します。

3. 有効(ゆうこう)

以前は、技ありよりも効果が小さいが確実に技がかかった場合に与えられるポイントでした。しかし、現在の国際ルールでは廃止されています。これにより、以前は有効とカウントされていた技も技ありとして扱われます。この変更により試合がシンプルになり、観戦者にとっても分かりやすくなりました。また、試合が長引くことを防ぎ、競技者にとっても負担が軽減されました。

4. 抑え込み(おさえこみ)

相手を畳に押さえつける技。抑え込みが20秒続くと一本になります。抑え込み中の時間は審判がカウントします。

5. 反則(はんそく)

違反行為があった場合に与えられる罰。反則の種類や度合いによって、指導(しどう)、反則負け(はんそくまけ)などがあります。3回の指導で反則負けとなります。

6. ゴールデンスコア

試合時間内に決着がつかない場合に適用される延長戦。延長戦では最初にポイントを取った選手が勝者となります。

7. 相四つ(あいよつ)

両選手が同じ側の襟と袖を持つ組み手。例えば、両選手とも右手で相手の襟を持ち、左手で相手の袖を持つ場合を指します。

8. 喧嘩四つ(けんかよつ)

両選手が逆の側の襟と袖を持つ組み手。例えば、一方の選手が右手で相手の襟を持ち、左手で相手の袖を持つ場合に対し、もう一方の選手が左手で相手の襟を持ち、右手で相手の袖を持つ状態です。

9. 逆技(ぎゃくわざ)

相手の攻撃に対して逆方向に技をかけること。相手の動きを利用して、相手の意図とは逆に動く技です。例えば、相手が前に押し出してくるときに後ろに引きながら技をかけるなど。

まとめ

これらの用語を理解することで、柔道の試合観戦がより面白く、スリリングに感じられるでしょう。次回の柔道観戦では、これらの用語に注目してみてください。

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