パリオリンピック団体戦で輝いた斉藤立選手の奮闘と称賛

斉藤立選手のプロフィール
来歴
パリオリンピックでの奮闘
海外からの称賛
主な戦績
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斉藤立選手のプロフィール

名前: 斉藤立 (さいとうたつる)
生年月日: 2002年3月8日
出身地: 大阪府
身長: 191cm
体重: 170kg
血液型: O型
階級: 100kg超級
段位: 四段
組み手: 左組み
得意技: 大外刈、体落
所属: ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社
出身校: 上宮中学校、国士舘高校、国士舘大学

来歴

中学時代まで

斉藤立選手は、オリンピックの95kg超級で2連覇を達成した斉藤仁氏を父に持ち、5歳から振武館柔道場で柔道を始めました。小学5年生で全国小学生学年別柔道大会に出場し、6年生の全国少年柔道大会では個人戦で優勝を果たしました。上宮中学校に進学し、全国中学校柔道大会で90kg超級のチャンピオンとなりました。中学1年生の冬に父親を亡くし、その後の活躍はさらに目覚ましいものでした。

高校時代

国士舘高校に進学後、全日本カデ、インターハイ、全日本ジュニアなどで多くのタイトルを獲得。高校2年時にはロシアジュニア国際を全試合一本勝ちで制し、初の国際大会優勝を果たしました。インターハイ個人戦でも優勝し、全日本ジュニアでも優勝。世界ジュニア団体戦でも日本の優勝に貢献しました。

大学時代

2020年に国士舘大学へ進学。2年時にはグランドスラム・バクーで優勝し、初のIJFワールド柔道ツアー優勝を果たしました。3年時には全日本選手権で優勝し、史上初の親子優勝を達成。世界選手権では準優勝し、その後ワールドマスターズで優勝。4年時には世界選手権で7位に終わりましたが、世界団体では日本の優勝に貢献しました。

社会人時代

2024年4月からジャパンエレベーターサービスホールディングスに所属。パリオリンピックでは5位に終わり、混合団体では銀メダルを獲得しました。現在、世界ランキング6位に位置しています。

パリオリンピックでの奮闘

2024年パリオリンピックの混合団体戦で、斉藤立選手は特にフランスの選手との延長戦での活躍が大きな話題となりました。この試合では、斉藤選手の粘り強さと闘志が光り、彼の奮闘は多くの観客や専門家から高く評価されました。

海外からの称賛

斉藤選手の奮闘は海外メディアでも大きく取り上げられました。特に、フランス24は彼のパフォーマンスを「真の闘志の象徴」と称賛し、その粘り強さが日本の柔道精神を体現していると報じました。

また、Inside the Gamesは、斉藤選手の戦いぶりを「父親の偉業を超えるもの」と評し、彼が持つ柔道技術の高さと精神力を讃えました。

さらに、Archysportも斉藤選手の奮闘について取り上げ、「彼の勝利は粘り強さによって達成されたものであり、その努力は驚異的だ」と報じました。

主な戦績

2013年: 全国少年柔道大会優勝
2016年: 全国中学校柔道大会 90kg超級優勝
2017年: 全日本カデ 90kg超級優勝
2018年: ロシアジュニア国際優勝、金鷲旗優勝、インターハイ個人戦優勝
2019年: 東アジア選手権 2位、金鷲旗優勝、インターハイ個人戦優勝、団体戦優勝
2021年: グランドスラム・バクー優勝
2022年: 全日本選手権優勝、世界選手権 2位、ワールドマスターズ優勝
2023年: グランドスラム・タシケント 2位、世界選手権 7位、世界団体優勝
2024年: グランドスラム・アンタルヤ 2位、グランドスラム・アスタナ優勝、パンナムオープン・リマ優勝、パリオリンピック 5位、パリオリンピック混合団体 2位

斉藤立選手の今後の活躍にも注目が集まります。彼の闘志と技術は、これからも多くの柔道ファンに感動を与えることでしょう。